入院初日の夜、看護師さんが10時ころにやってきて
「今から少しずつ、朝の6時までに全部飲んでください。」
ということで、オーエスワンを持ってきた( ゚Д゚)

s経口補水液1リットル
夜8時以降は水も食事も摂取できないので、水分が欲しかったのである意味丁度良かった!
しかし、この量を、しかも寝てる間も?!という疑問符がついた状態で、いざスタート。
これまで、あまり経口補水液に頼ったことがなかったものだから、飲むのはいつ以来だろう。
かすかなヨーグルト味! うん、 美味しい(*'ω'*)
ちょこちょこ飲むものの、タイミングというのか、頻度がわからんっ!
そんなこんなで、結局補水液のことも気になってしまったりで、夜中の3時くらいまで寝られず、小さいパック1つを残したまま寝落ち・・・。
朝6時に看護師さんが、ザザッとカーテンを引いて
「おはようございます!お水はどうでした??」と言われて、( ゚д゚)ハッ!と目覚める私・・・。
「あの、すみません、1本だけ残して寝てしまいました・・・」というと
OKとのこと。
今日はついに手術の日。
朝、看護師さんに「本当は午前中かと思ってましたが、結構手術が立て込んでまして
午後16時半頃になりそうなんです!」と言うのだ('Д')
え???
飲まず、食わずで16時半まで?!
ちょっと、辛い( ;∀;)
午前中は手術の注意事項、術後のことなどを看護師さんから聞かされ、このセットもいただいた。↓

手術中にはく紙製?のトランクスと着圧ストッキング(膝下)
昔はT字体なんてものを履いていたハズなんだけど、最近は画期的というか、簡易的になったというか、こういうものがあるんだね!
おかげ様で楽だったけどね。
手術は突然呼び出しをくらうことがあるので、予定時間の1時間くらい前までにはこのセット+手術着を着ていてくださいと言われた。
そんなこんなで、暇な午前。お腹の減る午前。とりあえず、SNSをやってみたり、漫画をKindleで読んでみたり、Netflixを観たりするのだけど、なんだろう・・・
集中できないっ!
多分、どこかで緊張している自分がいる( 一一)
そうこうしているうちに、看護師さんがやってきた。
「手術時間が少々変わりまして、13時半になりそうですっ!」とのこと。
ただいま10時半、なぜか着替えて待っていてくれと言われて、早いんじゃないかと思ったけど、とりあえず着替えてみた。
手術着を着ると・・・自分、重病人のようだ(笑)(;^ω^)
案の定、着替えるのは早すぎて、13時半になっても誰も来ない。
13時45分くらいになって、ようやく看護師さんが来た。
「では、手術室へ向かいます!」
言われるがままに、ついていく。
エレベーターで、手術室まで下りていき、普段一般はもちろん立ち入り禁止になっているエリアまでくる。
途中、ブルーのシャワーキャップを被せられて、髪を全部入れる。
次の部屋に行くと、手術室の手前といったエリア。
看護師さんたち3名くらいがニコニコ待っていて
「お名前、生年月日を言ってください。」と言われる。
その後、手術室に向かった・・・。
ガラッと大きな扉が開くと、ドラマでよく見るあのお部屋。。。
一気に緊張(笑)
結構幅狭のベッドの前で、もう一度名前と生年月日、そしてアレルギーなどの確認をされた。
横になると、総勢6~7名ほどの男女の看護師さんたちがテキパキと準備を始める。
心電図、脳波を図る冷たいシールをペタペタ
点滴を打つため、グサッと針(ちなみに私は針に弱い( ;∀;))
まな板の鯉っていうんだっけ。もうどうにでもしてって感じ( ;∀;)
そのまま、しばらくすると執刀医の見慣れた先生の登場。
こちらはマスクをしたまま、酸素吸入マスクを被せられて
「今、予備の麻酔を徐々に出してますからね、段々ボヤっとしてきますよー」と言われる。
正直、自分なんかが麻酔で眠れるのか?と半信半疑だったが
うん、確かになんだかボヤ~~~~~という感じがしてくる。
そのうち、看護師さん「では、本格的に麻酔入れますからね。眠くなりますよー」
私「・・・まだ眠れないな・・・本当に寝るのかぁ・・?・・・・・」
寝落・・・。
🌷🌷🌷なんだか、妙な夢を見てました・・・🌷🌷🌷
数人が出てきて、なんかスキップしているような・・・・。
と、そんな状態の時
「起きてくださーーーい!終わりましたよーーー!greenpeaceさぁーん!」
と数名の大きな声で意識がガガガっと戻ってきた!
「そうか、終わったんだ!」と自分でも状況に気づく。
でも、まぶしくて目が開けられな・・・とその時。
喉がガラガラ!くっつく感じ!
痛いというのか、むせる!!!!!
ゲホゲホッ
ゲホゲホッ
とにかく、話そうとしてもむせすぎて、話せない(;´∀`)
くっ・・・苦しい*1という感じ。
鼻も痛いのかと思ったが、思っていたような痛さはない。
とにかく、私は酸素吸入をする管が結構ダメージだったようで
喉が痛かった(;´∀`)
恐らく、甲状腺のせいで狭かったのかもしれない。
時間がわからないが、数十分手術室の控えのようなところでベッドに寝たまま待機。
私はゲホゲホ言いまくり、時々血交じりの唾を出すように促されて無理やり出す。
そう、この時血交じりの痰や唾は絶対飲み込まないように!
あとで気持ち悪くなるらしい。
私は幸いうまくこの作業ができたようで、特に気分は大丈夫だったが、途中変に飲み込みそうになったとき、その気持ち悪くなりそう前兆を感じた。
あと、同室のおばちゃんはどうやら飲み込んだようで、とにかく数日吐いて吐いてすごかった・・・。ご注意を!
待機していたところから、そのまま自分の部屋まで連れていかれた。
部屋の番号とベッドの位置がわからなかった看護師さんの様子を見て
ベッド上で「あっ、左奥です」とか伝える自分を見て、看護師さんが少々びっくりしたみたいで「greenpeaceさん、意識はっきりされてますね!!」と言われた(笑)
私は麻酔から覚めるのが早かったみたい(;´∀`)
そして、そのあとがとにかく思い出すとつらかった・・・・。
まず、3時間は安静にということで点滴をつけて、きっちり布団をかけられた状態で放置。
トイレは我慢してくださいとのこと。
私は微熱があったのと、なんだか鼻が燃えるような感じと、引き続き喉のむせる感じ、あと取っても取っても出てくる血交じりの唾との戦い。
暑くて暑くてたまらず、思わず布団を蹴った(;´∀`)
こんな時、窓際でよかったなと思った。
外を見ると、すでに暗くなっていて、高層ビルから漏れる光がキラキラしている。
そうか、手術が大体14時ころからだから、今何時だろう・・・。
ちょうどベッドサイドに置いていたスマホがあったので、それで時間確認。
17時過ぎ・・・。
これから3時間これか・・・なんて思い、時間が過ぎるのが遅い・・・。
ようやく3時間経った頃、看護師さんが来た!
「では、点滴を取り替えますね。これからはトイレにも行って大丈夫ですよ。点滴は持っていってください。」と言われた。
本当はしばらく我慢してようと思ったが、さすがに点滴をすると我慢に限界があったので、少しふらつきながらトイレに行けた♪
またベッドに戻って、とにかく暑いのと咳こみと戦う。
時々看護師さんが様子を見に来たそのあと、執刀医の先生がそろそろお帰りかな?という様子で、立ち寄ってくれた。
「今回、綺麗に膿はとりましたから。洗浄もしてます。まずはね、酷いカビアレルギーとあと犬アレルギーね。生活環境を整えましょう。ペットは離すわけにいかないだろうから、接し方を変えてね。あと、空気清浄機。これつけてね。」と言い残し、御礼を言ってさよならをした。
熱でボーとするなか、あーカビめ!!!とカビに怒ったり、なぜこんなに犬が好きな私が犬アレルギーなんだよー!バカ!とひどく落ち込んだ( ;∀;)
自分の身体って、自分の思った通りにはならないものなんだね。
家に帰ったら、とにかく体質改善と生活を整えようと誓う。
夜0時を回ったころ、看護師さんに痛み止めの点滴をうってもらい、また1時間後には
とりあえず今日の点滴は終わりですということで、点滴の管は抜かれ包帯で左腕をまかれた。まずはフリーになれた。
すでに夜中だが、フリーになって少しさっきよりは気分もマシ。
でも暑い、寝苦しい。そして喉が・・・。
そんな感じで自分の身体と戦って、午前4時。
ようやく少し眠れた。
とにかく、この眠りまでが長かった・・・。
でもね、何年も苦しんだ副鼻腔炎がこれでさよならできたわけだ。
ようやくだよ。
そう思うとちょっと泣ける。